冬の泉ヶ岳スキー場(仙台市)をリフトを使わずに歩いて登って滑る!

泉ヶ岳スキー場全体 東北の山
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泉ヶ岳スキー場は仙台市中心部から車で約50分とアクセスが良く、その先にあるスプリングバレー仙台泉スキー場とともに仙台市民に親しまれています。

スプリングバレー仙台泉スキー場が若者が多くてオシャレで華やかなのに対して、どちらかというと泉ヶ岳スキー場はシニア客が多く、人もまばらで、昭和を感じさせる地元密着スキー場といった雰囲気を漂わせ、穏やかに自然を感じることができます。

今回は、この泉ヶ岳スキー場でのちょっと変わった?「リフトを使わずにスキーをかついで歩いて登り、滑り降りる楽しみ方」を紹介したいと思います。

泉ヶ岳スキー場へのアクセス

地下鉄南北線泉中央駅付近から泉ヶ岳スキー場までは車で30分ちょっとでしょうか、ほんと近いですね。

道中は除雪されているとはいえ、凍結路面やわだちがたくさんありますから、4WDのRV車なら余裕かもしれませんが、小型の軽自動車などはスタッドレスタイヤでも坂道を登れない可能性がなきにしもあらず、運転には十分注意が必要です。

泉ヶ岳スキー場へのアクセス

泉ヶ岳大駐車場はいつでも無料です。
スキー場すぐ脇の駐車場は、土日祝日に500円の料金がかかりますので、節約するなら泉ヶ岳大駐車場に停めましょう。

泉ヶ岳大駐車場

天気が良い日は気持ちいいですね!
ワイドで優しいゲレンデなので初心者の方におすすめ。

泉ヶ岳スキー場

リフトを使わずにスキーをかついで登る!

さて、ストイックな修行僧のような私は、早速、リフトを使わずにスキーをかついで登り始めます。
なんでこんなことを始めたのかというと

・全身に強烈な負荷のかかる有酸素トレーニングになる
・雪山登山気分を味わえる(ただスキーを滑ることに少し飽きた)
・リフト代がかからない(ちなみに駐車場代もかかりません(笑))

といったところですかね。
特に有酸素トレーニングに関しては、効果テキメン!
ジムにもいかずに楽しみながらこれだけ身体に負荷をかけられる場面はなかなかないですよね。

リフト乗り場を横目に素通りして、まずは写真の矢印のように中腹を目指し、ゲレンデのど真ん中をテクテクと登りましょう。

泉ヶ岳スキー場ルート

スキーは肩にかつぎ、ストックは別の手にまとめて2本持つと、上半身の筋肉が始動し始めます。
スキーブーツもまぁまぁな重さがあり、圧雪されているとはいえ一歩毎に多少雪に沈むので、足全体の筋肉を使います。

しかし、いつもながら、人がいないスキー場ですな(笑)
誰も滑っていないバーンにファーストトラックを描きたい人にはもってこいのスキー場かもしれません。

泉ヶ岳スキー場全体

ゲレンデ下の方では幼い子を遊ばせる若いお母さんの姿がチラホラありましたが、少し登ると見かけるのはシニアの方。シニアはリフト券が安い(大人4時間券通常2,800円→シニア60歳以上2,200円)から良いですね。
昨今の若者のウィンタースポーツ離れでスキー場は収益管理が大変ですな。
そういう私も歩いて登っているので、スキー場にとって一銭もお金を払わない美味しくない客です(^^;

中腹からは登るルートがふたつあります。

泉ヶ岳スキー場ルート案内

①は、圧雪された斜面を登り、林を左から巻いて最上部を目指しますが、少し距離が長いです。
②は、ほぼ直登で距離が短いですが、斜度がキツイうえに、圧雪されていないため深雪に足がとられて大変過酷です(笑)
ゲレンデ下からスキー場最上部までの私の足での所要時間は①、②ルートともに途中少し休憩を入れて1時間弱です。

特に②ルートはズボズボ足が沈み、膝を斜面にぶつけてラッセルしながら登る場面も多く、両手にはスキーとストックが握られているのでもちろん自由はききません。バランス感覚や体幹の強さも要求されます。
呼吸はぁはぁ、汗びしゃびしゃ、全身筋肉が言うことをきかなくなるくらいのすさまじい運動強度でサイコー‼
(体力に自信のない方はマネしないでください。)
オマケに、深雪と格闘して悶絶している自分の姿が、兎平ロングリフト乗客からの好奇の視線にさらされるのもやる気が出ます(どMかっ)

スキー場上部の圧雪された連絡コースにたどりつくと、良い眺めで一息つけます。
仙台市中心部の高層ビル街を通り越して太平洋・仙南サーフまで見えています。

泉ヶ岳スキー場眺望

ここまで来ると最上部はもうすぐ!

泉ヶ岳スキー場山頂近辺

着いたー‼
最上部のリフト降り場。達成感ありますよ。
近くにベンチがあるのでひと休み。ご褒美にお湯を沸かしてコーヒーなどいかがでしょうか?

泉ヶ岳スキー場山頂

ここから上はスキー場ではなく泉ヶ岳の登山コースです。山頂に向かっている足跡もたくさんありました。
泉ヶ岳とはいえ冬山に入るときは万全の装備で臨みましょう。

泉ヶ岳スキー場熊看板 泉ヶ岳スキー場コース看板

素晴らしい眺望を堪能したら、全身びしゃびしゃの汗が冷えないうちに担いできたスキーを履いて滑り降ります。
苦労して登ってきた斜面も、スキーで滑り降りると下まで3分とかかりません。
1本滑り降りたらもう十分満足です。すぐまた登ろうなどという気には決してなりません(笑)

さいごに

帰る途中で、明日の湯温泉で汗を流してスッキリ!
⇒ 明日の湯温泉の記事についてはこちら

明日の湯

これで、雪山登山風、有酸素トレーニングの完成です。
翌日はうれしい筋肉痛で効果を実感できますよ!
興味ある方、筋トレマニアの方、いっしょにいかがですか?
そんな人、いないか(^^;

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