(中編)パソコンゲームに夢中!私のPCライフ’80~’90年代

大海令 レトロな話題
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サスケがぼんやりたそがれている…

サスケくつろぎ

「名作ゲームに夢中!私のパソコンライフ’80~’90年代」の中編ということで、中学~高校時代を振り返ってみたいと思います。

中学校時代はPC8801mk2(自宅にないので知人宅で(^^;)

小学校6年生になると、担任の先生がPC8801mk2、近所の友達のお父さんがPC8801mk2SRを入手しました。

PC88シリーズは、グラフィック機能の強化やFM音源の搭載により一段レベルのあがったゲームがプレーできるようになり、ザナドゥ、夢幻の心臓Ⅱ、ハイドライドⅡ、三國志、ディーヴァ、大戦略など名作が次々と生まれます。

ディーヴァ

友達と一緒に雑誌マイコンBASICマガジン(通称ベーマガ)を見ながらゲーム攻略に燃えました。そして、担任の先生も一緒になって盛り上がっていました。ゲームに一番胸ときめいた古き良き時代です。

ザナドゥ…日本ファルコム横視点RPGの傑作。独特の世界観とゲームシステムにより唯一無二のゲーム。敵もアイテムも経験値も有限という限られた条件下で段取り良く自分を成長させ、キングドラゴンを倒すのが目的。段取りを間違うと、キングドラゴンになんとかたどりついても、敵もアイテムも世界に存在しなくなり、自分をそれ以上鍛えられずにクリアできない、という詰んだ状況が発生します。キャラメイク時に名前をYOSHIO KIYAにすると最強状態でプレイ開始できる、セーブの後は速攻リセットボタンを押すとGOLDが減らない、などの裏技あり。オール・オーバー・ザナドゥというサントラCDは今でも色あせないかっこいいアレンジ演奏で、ときどき車の中で聴いています。
夢幻の心臓Ⅱ…クリスタルソフトのRPG。ドラクエより前にこの国産RPGが存在していたというのは驚愕に値する。ユーギン、クモン、サラセインあたりを仲間にして冒険していました。序盤ガーゴイルの石化呪文が怖くて怖くて。当時、ファミコンを持っていない私は「ドラクエは夢幻の心臓Ⅱを参考にして作ったに違いない」と、あちこちでふれまわっていました(笑)
ハイドライドⅡ…「これ以上何を望むのか」のキャッチフレーズで大ヒットしたRPG。難解で理不尽な謎解きがちりばめられています。HONESTの呪文で初めて地下帝国に潜入した時は震えました。ベーマガでの山下章氏による攻略記事も含めてとても楽しめました。
三國志(初代)…KOEI歴史シミュレーションでは信長よりこちらが好きかも。三國志の武将名をたくさん覚えました。劉備プレイで強い武将を引き抜いて攻め込みます。ゲームをやり込んだ後に横山光輝の漫画を全巻読みましたが、ゲームで知っている武将がぞくぞくと活躍してとても楽しめました。
ディーヴァ…宇宙SFものでは当時一番の印象です。世界観がかっこいいゲームでした。7機種で同時発売されましたが、ファミコン以外のシナリオは惑星戦も艦隊戦も難しすぎてさっぱり先に進めやしませんでした。パスワードで他機種に援軍を送り込める機能がありましたが、最強艦隊を招聘してもすぐ全滅します。サントラCDは浅倉大介氏他がシンセサイザーでアレンジしていて秀逸です。
大戦略シリーズ…将棋などシミュレーションゲーム好きな私は没頭できました。大戦略Ⅱで艦船が登場してからは、輸送艦隊を作ってレオパルドやゲパルトを前線に輸送展開するのが萌えました。このゲームで現代兵器の名前、強さ、特徴などを覚え、戦争映画やトップガンなど兵器モノの映画鑑賞が楽しくなりました。

高校時代はPC9801RX2

高校へ入学した年に、PC9801RXⅡが自宅へ来ました。1988年に発売された16ビットパソコンで、グラフィックと音源機能が更に強化され、おもにビジネスシーンで使われていた98シリーズがホビーユースとしても力を発揮しはじめた時代でした。

大海令

大海令~大日本帝国海軍の軌跡~…このゲームを知っている方いますかねぇ? 小遣いを貯めて買ったはじめての98ゲームはなんとアートディンクが1988年に発売したマニアックな戦争ゲームでした。ゲームバランスが最悪でしたが、映画のような雰囲気が抜群で、ゲームなのにゲーム以外を楽しみました。オープニングムービーを繰り返し観たり、艦隊編成を楽しんだり、説明書を熟読したりという(ゲームになっていない)(^^;
シュヴァルツシルトⅡ~帝国の背信~…工画堂スタジオの1989年のSFシミュレーションの名作。これはクリアしました。ゲームバランスも音楽も良くとても楽しめました。序盤でロッサリアの侵攻をラターニアと同盟して防ぎ切った時のハラハラドキドキ感、終盤で新型FB戦艦を開発し、同盟国全軍が集結してクラーリン艦隊と戦闘するクライマックス、感動のエンディングなど素晴らしいゲームの出来栄えに感動し、ゲーム・クリエイターを尊敬しました。
D~欧州蜃気楼~…1990年ウルフチームによる第二次世界大戦のシミュレーションゲーム。このゲームで二次大戦時の欧州情勢や国家元首名を覚えました。ウルフチームの開発したゲームは、斬~陽炎の時代~もそうですが、きれいなグラフィック、かっこいい音楽が特徴的で印象に残っています。
プリンス・オブ・ペルシャ…1990年アルシスによるアクションゲーム。さらわれた姫を救出するため王宮に潜入し魔力を持つ大臣を倒す、というシンプルな設定ですが、当時最先端のロトスコープ・アニメーションを採用したキャラの動きがとてもなめらかで美しい反面、ギロチントラップ等でザクっとなる残酷さも際立っていました。プレー録画機能があり、私は奇跡的に全面クリアしたプレーが我ながら美しすぎて大切に保管していた(笑)
提督の決断…高校2年生の頃、ハマりすぎてめちゃめちゃ太平洋戦争に詳しくなりました。太平洋戦争にかかわる固有名詞(地名、艦船名、海戦名、提督名)をほとんどこのゲームで覚えました。ゲームをやりすぎて学校の成績が一旦落ちるのもこの頃(笑)。航空技術力を上げて新型戦闘機を開発し、序盤に資源豊富なハワイ、マニラ、ポートモレスビーあたりを占領してしまうのが私の定番戦略でした。BGMは宇宙戦艦ヤマトの宮川泰氏が作曲していてオーケストラ・サントラCDは名曲ぞろいで今でも聞くことがあります。

こうして振り返ってみると、高校時代は戦略シミュレーションゲームばかりプレーしていたのですね。当時そういう認識はなかったですが。

シュヴァルツシルトⅡ

大学進学で東京の友人と再会

私はパソコンゲームにはまりすぎて勉強に影響が出ていましたが、なんとか無事に東京の大学へ進学しました。そして小学校卒業と同時に関東へ転校してしまった歴史趣味レーションゲーム好きの友人と東京で再会し、パソコンの聖地(オタクの聖地?)秋葉原が近くなったこともあって、大学時代は再び充実したパソコンライフを送ることになります。

後編へつづく

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