5月下旬の今頃、宮城県気仙沼市にある徳仙丈山のツツジが満開です。
しかしながら2020年は新型コロナ拡大防止のため入山は自粛せざるを得ない状況です。
ちょうど今日のローカルラジオで「見ごろですけどねぇ~」なんてパーソナリティがつぶやいていましたけれども、行くわけにもいきませんので、沿岸部に勤務していた頃に訪問した際の過去の写真をもとに徳仙丈山を紹介します。
ツツジ50万本 徳仙丈山
徳仙丈山(標高711m)は宮城県気仙沼市にあり、なんと、50万本のツツジが自生している観光名所です。
私はマイカーで旧本吉町側の登山口からアクセスしましたが、気仙沼側(北側)からのもアクセスできるようです。せまい駐車場が登山口近くにありますが、遅い時間に到着すると駐車場待ちの大渋滞に巻き込まれますので、少しでも朝早く現地入りすることをオススメします。
噂どおりツツジが素晴らしいです。下草を刈った登山道が整備されていてまるでお花の公園のようです。
山に生えている植物の大半がツツジという感じです。
はじめての山だったので「山をなめるな!」ということで、遭難しても生き延びれるぐらいに装備バッチリなんですが、印象としてはピクニック~
上の方まで登ってくると、太平洋が見えて眺めがいいです。
ヤマツツジとレンゲツツジとのことですが、これは植えたのでしょうか?
山頂に着いたら祠がありました。
ゆっくりぐるりと周回して2時間もかからないぐらいのコースでした。傾斜は多少ありますが、これなら体力に自信のない方でもツツジときれいな景色を十分に満喫できます。
登山道の途中に出店があり、焼きソバやお酒なんかも売っていて、開けた芝生にゴザをしいて飲んでカラオケをしている方もいるくらいだから、桜ならぬツツジの花見ですな。バスで来た観光客が気仙沼側の登山口からガンガン入ってきているようです。
こういう地元の低山を歩いてみるのも楽しいですね。
気仙沼でサメの心臓「もうかの星」を食す
徳仙丈山のツツジを十分満喫した後、気仙沼に向かい、市場の食堂で食事をしました。
「もうかの星」わかりますか? モウカザメの心臓です。
宮城の人は多分わかるんですけど、他県の方にはあまり知られていない食材ではないでしょうか。酢味噌で食べるとあっさりしていて、ちょっと濃い味のさしみこんにゃくみたい。ごま油と塩でも美味しいとのこと。低カロリー・高たんぱく、鉄、亜鉛、ビタミンが豊富、炭水化物と脂質はナシ、という夢のような食材らしいですがホント?
いっしょに注文した海鮮ラーメンもなにげにウニとか入っていました。
三陸復興国立公園 岩井崎
ここ岩井崎は三陸復興国立公園の中でも存在感がある方だと思います。
「龍の松」です。津波被害を受けた松の一部が奇跡的に残り、龍の形にみえることから、震災復興のシンボルとして植樹されています。(長期保存用の加工がされています)
散策コースはとても気持ちがいいです。
石灰岩が波で削られた景観は独特なものがあります。
岩井崎の先端まで行くと太平洋と巨岩が織りなす絶景が広がっていました。水平線から、地球は丸いということを感じます。
写真左は「折石」。高さ16mの大理石だそうです。以前は「天柱岩」という名称だったものが明治の大津波で先端が折れ「折石」となったとのこと。こればかりでなく奇岩巨岩がそこらじゅうにゴロゴロああります。しかし震災以外にもあの巨岩を折るような大津波がそんなに短期間で何度も来るものなのですね。
こういうところに来ると釣りがしたくなり、アイナメ釣りのポイントを探してしまう私。こういうリアス式の岩礁帯にはロックフィッシュ(アイナメ、ソイ、メバル)がたくさん潜んでいそう…
今年はコロナ禍で無理ですが、また来年以降ぶらりと観光に出かけられればいいなと思います。
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