ねぇねぇかまってよ~
今、いそがしっ
八食センターは青森県八戸市にある巨大な食品市場です。
最近ではグルメ観光スポットとして、全国から八戸市に訪れる観光客が立ち寄る場所としてその名をとどろかせていますが、地元民にとっては普段使いのできる大人気のスーパーマーケットなのです。つまり、「目の肥えた地元民が普段から利用している」という点が、観光客にも自信をもってすすめられる証といえます。
お盆、正月といったイベント時の食材購入だけでなく、普段から獲れたて新鮮な食品を安く購入できます。
そしていろいろな海産物が棚に並んでいる様子は見ているだけでも楽しいものです。
今回は私も子供の頃から慣れ親しんだ、食のテーマパーク、八食センターの様子を紹介したいと思います!
八食センター(海産物、珍味・乾物、野菜、加工品、お土産品)
個性豊かなお店が約60店舗出店しているそうで屋内市場としては国内有数の規模です。
主に八戸港で水揚げされた海産物がズラリと並んだストリートは圧巻!
「らっしゃい、らっしゃい!」威勢の良い掛け声が乱れ飛ぶ‼
ぎょ、ぎょ、ぎょ! テンション上がる⤴⤴⤴
昔は商品の値段がとても安かったのですが、最近は観光客向けのプライシングをしているところもあり、お得な買い物をするためには多少の相場観が必要かもしれません。
しかし値段はともかく鮮度は完璧ですのでハズレはほぼないといっていいでしょう。
買う意思表示をすると、並んでいる商品のうちから最も状態の良いモノを店員さんが選んでくれます。
(最後に売れ残る個体は必然的に状態が劣るものになるんだと思われますが、店員さんが持って帰って食べるのかな?なんて妄想していました)
クリガニ(トゲクリガニ)、これ私の大好物です!
春先に八食センターでトゲクリガニを見つけたら、間違いなく「買い」ですよわ。
八木産の天然ホヤ、これも大好物~
陸中八木は正確には岩手県ですがね、八戸市から八戸線で岩手県久慈市に向かう途中、じぇじぇじぇのあまちゃんの舞台のあたりです。
天然ホヤは突起がボツボツと大きいのが特徴です。
宮城県産はほぼ養殖のホヤなので、天然の個体はまずみかけません。
7月~8月中旬に獲れた八木の天然ホヤの味たるや最高峰といって過言ではありません。
これを食べたら養殖のホヤがまったく別の食べ物に感じてしまうほど旨味の差があると思います。
1個500円前後しますが、かなりの食べ応えがあります。
我慢しきれずに店員さんにホヤをさばいてもらっていただく私。
旬の季節ではありませんが、これはこれでとても美味しい(笑)
私の独断と偏見で「八食センターで見かけたらぜひ味わうべきリスト」をまとめてみましたので参考までにぜひどうぞ!(^O^)/
・4月のタラの芽(酢味噌あえ)とコシアブラ(天ぷら)
・夏の毛ガニ(塩ゆで)
・7月~8月中旬の八木産の天然ホヤ(ホヤの中の汁をつけて)
・真冬の白子の刺身(ポン酢)
・正月の横浜なまこ(小さめの個体を少しの酢醤油)
・アブラメ(アイナメ)の刺身(中型の個体をワサビ醤油)
横浜なまこはもはや超高級食材と化していますからねぇ…。
子供の頃はバケツで買ってきて食べていた記憶がありますが、今はなかなか食べられませんよ。
「地方発送承ります」との看板があり、観光客向けにクール宅急便の受付窓口も完備しています。
ここでは八食センターが「中央」で、それ以外の東京など首都圏が「地方」という理屈です(笑)
八食センター(七厘村)
八食センターには七厘村というバーベキューコーナーがあり、購入した食材を炭火で焼いて食べることができるなんとも素敵な場所があります。(利用料2時間400円/大人1名)
地元の若者は居酒屋に行かずにここで飲み会をするほど、の求心力です(笑)
七厘村では、別途、ご飯、ドリンク、せんべい汁等も単品で買えます。
存分に美味しい物を堪能できますよ!
好物ばかり買い漁ってきて食べ散らかし中。こんなになっちゃいました(笑)
写真中央下はイカ刺。八戸市といえばイカの水揚げ日本一ですから。
写真右下はドンコの刺身です。私は防波堤でアイナメを狙っているのに外道のドンコを釣ってしまう機会が多いですが、刺身で食べようと思ったことがありませんでした。食べてみると美味しいですな~
八食センター(味横丁、厨スタジアム)
八食センターの中には味横丁や厨スタジアムといった飲食コーナーがあります。
お寿司屋さんなどもとても美味しいです。
味横丁にある手づくり料理田舎という食堂で「いちご煮定食」を食べてみました。
いちご煮は八戸名物のウニとアワビの潮汁です。美味しいですよ!
せっかくなので近くのお店から追加でホヤと白子の刺身を調達してきました(^^;
うんま~
ドライバー(運転手)はつらいぜ。これだけの食材に囲まれながら飲めないんだもんよぅ…
天然温泉 はちのへ温泉
八食センターの周囲には良質の温泉銭湯が点在しています。
八食センターで美味しいモノをたらふく食べた後は、温泉でゆっくり極楽気分を味わうのはいかがでしょうか?
たとえば天然温泉はちのへ温泉は、これまた八食センターと同様に地元民に愛される温泉銭湯です。
褐色のナトリウム塩化物泉は、ぬるめにもかかわらず身体が芯まで温まると評判です。
私も30年以上前から馴染みのある温泉ですが、雰囲気も含めて八戸市内で一番リラックスできる温泉かと思っています。
浴室内にシャンプー・石鹸などのアメニティは備え付けられていませんので、持参していない方は番台で1回分量を購入できます。
(残念ながら2019年3月31日をもって宿泊部の営業が終了してしまったのが惜しまれます。)
他にも、近隣では熊ノ沢温泉、長寿温泉がおススメです。(新八温泉は閉業しました)
さいごに
八食センターは地元民にも観光客にも愛されるバランスの取れたとても良い施設です。
今後も過度に観光客向け商売に舵を切ることなく、八戸市の食文化を発信する拠点として末永く存続していってほしいと思います。
そんなこんなで、また、行きたくなってきました!
新幹線が停まるJR八戸駅から八食センターまで「八食100円バス」なる交通機関も運行しているようなので、今度はドライバー(運転手)じゃない立場で訪問して飲み食いしたいなぁ(#^.^#)
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