ZZZ…
頭隠して尻隠さず、足投げ出す。
日光に当たりながら、めっちゃ気持ちよく寝てます。
さて、仙台の代表的グルメといえば牛タンです。
私も仙台在住20年以上食べ歩きましたが、今回は数あるお店の中から「萃萃」を紹介したいと思います。
「すいすい」と読みます。「人が集まる」という意味の漢字がふたつです。
牛タンの老舗 萃萃
萃萃は、仙台市宮城野区の住宅地にポツンとある、知る人ぞ知る仙台牛タンの老舗。
私にとっては社会人なりたての頃に卓球のクラブチーム練習のために通っていた仙台卓球センター(愛ちゃんも練習していた)が近くにあるので馴染みがある地域ですが、実際はお店までのアクセスの難しさから、仙台市在住でも行ったことがないという方が多いと思います。
しかしながら、2016年8月に人気TV番組「孤独のグルメ 真夏の東北・宮城出張編」でお店が紹介されてから知名度がぐんとあがり、来店客も飛躍的に増加したように思います。
今では午前11時30分の開店と同時に訪問してもすでに行列ですよ、すごいですね!
カウンターには著名人が来店した写真がたくさん貼られていて眺めていると楽しいです。
一番右の写真は「孤独のグルメ」の撮影のときの松重豊さんです。
ドラマの中で気難しい店主を演じたのはでんでんさん!
(ホンモノ店主はそんなに気難しい感じはしませんよ(笑))
でんでんさん、いろいろなドラマで味のある役柄を演じていて、私も大好きな実力派俳優です。
ドラマ「死役所」の役が好きでした。(「死役所」は黒島結菜さん、松本まりかさんも良かった)
さて、本題の牛タンです。
定食1人前税込2,300円。1.5人前なら2,800円。
ちょっと高価ですよねぇ。気軽に食べに行ける値段ではありません(>_<)
2,3年前まで1人前1,700円ぐらいだったと記憶していますが、最近随分値上がりしてしまいました。
さまざまな事情があることは理解していますのでやむなしかと。
萃萃の牛タンは厳選素材を使用していてやわらかく美味しいのは言うまでもありませんが、特筆すべきは白飯であるということ。牛タンは麦飯で食べる、という固定観念が覆され、この白飯と牛タンとのコラボがとても新鮮に感じられて美味しいのです。
ただし、茶碗に盛られてくる白飯の量が少ないので、油断すると、美味しすぎるあまり、牛タン一切れで白飯をほとんど口に運んでしまい、なくなってしまう恐れがあります(笑)
萃萃の牛タンは噛むほどに深まる味付けがされていますので、よく噛んで味わいながらゆるりと食べるのが萃萃スタイルといえるでしょう。
全国的にメジャーな牛タン炭焼店「利久」と比較すると
萃萃と比較できるよう、利久も紹介しましょうか。
「利久」といえば、今では東北だけでなく、東京、北海道、九州にも複数のお店があって食べることのできる、仙台牛タンでは超メジャーな全国展開のお店です。
富谷あけの平店にも芸能人のサイン色紙がたくさん!
楽天とベガルタの選手のサインがあるのはわかりますが、富谷あけの平店に那須川天心⁉
こちらが利久の牛タン定食1人前税込1,595円。
麦飯、テールスープで、仙台における牛タン定食の基本スタイルですね。
ちなみに牛タンを増量すると値段が上がります。
メニューを分析すると、牛タン1切れ約200円という計算になりますな。
利久の牛タン定食1人前は萃萃よりも約700円安いですが、味で劣るわけではなく、仙台牛タンとしてはスタンダード、観光客が仙台で食べる満足度としては、好みの差こそあれ、ほぼ完璧です。
(牛タンをどこで食べようか迷ったら利久、か、伊達牛、か、喜助…)
さいごに
こうしてみると、萃萃の牛タン定食の値段が気になりますが、現時点で孤独のグルメに登場した仙台のお店は萃萃だけですので、ぜひ番組を視聴してから聖地巡礼の代金も含まれていると思ってイベント感覚で訪問するのが良いかと思います。
温泉に例えると(なぜ温泉に例える?)、利久がメジャーな大型温泉ホテルなら、萃萃は個性的な泉質の秘湯って感じですね(^^♪
飲食店をとりまく逆境には大変なものがあると察しますが、今後とも末永く萃萃で個性的な牛タン定食が食べられるよう願ってやみません。
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