親知らずの抜歯体験記(その2)了

サスケの休憩 健康・ダイエット・メンタル
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サスケ
サスケ

暑い!暑すぎる!夏は毛皮脱ぎたい!冷たいシャワー浴びたい!
ひんやりしているところを探すのだ‼

7月に抜歯に失敗した親知らずですが、ついに8月、2度目の抜歯挑戦日が来てしまいました。(本稿は親知らずの抜歯体験記(その1)の続編です)

前回の悪夢の失敗経験からますます親知らずを抜くのが怖くなったもののこのまま中途半端な状態にしておくわけにもいかず、お医者さんが「次回はいろいろな対策をとったうえで万全の態勢でオペします」と話していた言葉を信じて、無事抜き終わったらどんなにせいせいするだろうかという根拠のない妄想をモチベーションにして、この日を迎えたのでした。

2度目の抜歯挑戦日 大学病院へ

私のようにマイカーで来院した患者は病院裏手の入口から入ります。
ううう、怖いよう、入りたくないよう…

病院入口

院内にはミニ七夕飾りが。そういえばコロナ禍がなければ仙台七夕祭りの時期か
ううう、「抜くのが痛くないように」と短冊に書いて七夕様にお願いしなくては…

病院七夕

ああ…ついに受付に到着してしまった…
ううう、前回の悪夢の恐怖体験の記憶がフラッシュバックする…

歯科受付

緊張高まる治療ブースへ

「○○さ~ん、1番入口からお入りくださ~い」

わー、大変だー!ついに自分が呼ばれてしまった!
そりゃそうだ!予約の時間だ!誰が予約したんだ!自分が予約したんだ!わー!大変だー!
ほとんどパニック(笑)

心臓バクバクしながら指定された治療ブースへ向かいます。ここまで緊張したのはこれまでの人生の中でもなかなかありません。

治療ルーム

まないたの上の鯉、とはこのことか。この世の終わりだと半ばあきらめ境地の私が運命の5番治療台へ座ると、やってきたベテラン看護師さんが心拍計、血圧計を取り付けました。

(看護師さん)ん~、ずいぶん血圧高いですね。いつもですか?

いえ、いつもはどちらかというと低血圧で…朝も苦手なタイプなんですが…

女医さんが可愛いから緊張してしまって…などと冗談を飛ばす余裕もなく、ガチガチにこわばった表情でいたって真面目な受け答えしかできず、波乱を予感させる振り切った血圧計が暗示するものはやはり悪夢の再現か⁉

(ベテラン先生)はいどうも~⤴ きょうメイン担当します~よろしくで~す⤴

(な、なんか、ノリノリだな) よ、よろしくお願いします

(女医さん)きょうはいろいろ対策を講じていますから大丈夫ですよ。治療中は深呼吸を意識してくださいね。

すー、すー、はー、はー、こ…こうですか?

緊張しすぎて、もはや呼吸の仕方も忘れかかっています。このまま酸欠で気絶するんじゃないか?

ついに抜歯なるか?

治療が始まると、予想は良い方に裏切られ、ほとんど一瞬の出来事でした。
麻酔を打ったなぁ、歯を削り始めたなぁ、と進行状況を感じながら、「ああああ、ついに、このときが…」と絶望の淵で観念して目をつぶっていたら

(ベテラン先生)ゴリゴリ、ぐいぐい、はい、抜けましたよ、一番ひどいところはもう終わりましたからね~⤴

ベテラン先生はあっという間に抜歯を終えてみせたのです。その鮮やかさといったら、私がいつ抜くのか、いつ痛くなるのかとビクビクしているのがバカみたいな、気づいたらもう終わっていた、というウルトラスーパーレベル! 傷口を糸で縫う作業もとても手際が良い。全く迷いがない進行。最初の麻酔の注射がチクッとしたほかは痛みがなく出血もほとんどありませんでした。いやはや、すばらしい手腕!

(女医さん)お疲れさまでした。今日はお風呂、お酒、激しい運動はしないで下さい。食べられるならたくさん食べた方が傷の治りは早いですからね。

女医さんが話していた「今回のいろいろな対策」って振り返ると以下の点かなと思います。

・心拍系、血圧計装着により治療中の体調変化をモニタリングした(たしかに術中に血圧が大きく変動したとき10秒ぐらい進行を停めて血圧が落ち着くのを待っていたようです)
・ベテラン看護師を近くに待機させた
・麻酔を広範囲に多めに効かせた(前回より麻酔が効いて、どこをさわられているか、何をされているかほとんどわかりませんでした)
・はじめから砕く抜歯手順を明確にし、心理的負担軽減のため最短時間で治療を終わらせた
・女医さんが「深呼吸してください」を優しくささやき続けた(なんだか安心しました)

気になる抜歯後

抜歯当日は痛み止めと抗菌剤を飲んですぐ寝ました。精神的に疲弊したのと緊張から解き放たれた安堵感で翌朝まで爆睡でした。私の緊張が伝わって疲れていたのかサスケもいっしょに隣で爆睡していました。

サスケの昼寝

おかげさまで翌日も痛みはあまりありませんでした。抜歯二日後には普通にごはんが食べられる状態まで回復していました。1週間後に再度通院して縫い合わせていた糸を抜きました。

かくして一大スペクタクル、長い間ほったらかしにしていた親知らずの抜歯が無事に終わりました。内側の頬を噛んでしまう問題は解決し、心なしか下あごが軽くなった感じもして快適です。がんばって抜いて正解だったなと思います。もっと早くに抜けば良かったかな、とも思いました。

先生曰く、親知らずは20代までは抜きやすいそうですが、年齢を重ねるといろいろな理由から抜くのが大変になるそうです。高齢になってから問題が表面化して抜こうとすると結構しんどいので、若いうちに抜けるなら抜いておいた方が将来的なリスクを軽減できる、とのことでした。

さいごに

実はこの話に続きがありまして、ベテラン先生との治療後のカウンセリング面談の結果、来月に下あごの反対側の親知らずも抜くことになりました(>_<)
理由は、その親知らずも丈夫に育っていて抜くにはシビアな戦いが予想されるため、一般の歯科ではなく今回の一連の流れで大学病院で抜いたほうが良いだろう、という判断です。

でも今回の鮮やかな治療手腕を見せられ、ハイパーベテラン先生の技術を信頼しましたので、次回はそんなに怖くないような気がしています。私は親知らずがあと3本も残っているかと思うと気が遠くなりますが、とりあえず来月2本目も無事に抜けますように。

親知らず抜歯を気にかけて応援してくれた皆様には感謝しています。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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