進め、進め~ となりのサスケのお通りじゃい!
猫バス~ かっこいいだろー
2021年春、自宅にホームシアター環境を導入しましたので、そのお話をしたいと思います。
結論から言って、効果絶大でホントひっくり返るくらい良かったです(笑)
私のオーディオ経験
まず、オーディオのうんちくを語るにあたり、「多少、オーディオの知識はあります」ということを説明しておきたいと思います。
私の「音楽への関心」、「オーディオへの憧れ」は、
② 中学ではラジカセ&ウォークマン
③ 高校・大学の時にはミニコンポ
④ 社会人になってホームシアターセット
ですね。
40代以上の方なら、わかる~っていう感じでしょうか。
いわば、私は「オーディオオタクの入口にいる人」ぐらいの立ち位置ですかね。
小学時代の父のステレオ
父のステレオがなんという機種だったかは今となっては定かではありませんが、リビングで一番大きな置物としてスペースを占領してしまうほどの大きさで、そこそこ高価なモノだったと記憶しています。
高校教員の父が、電気屋さんに就職した卒業生のつきあいで買ったものだと思われます。
私の通っていた小学校の合奏部が、フルオーケストラでコンクール日本一になるような強豪校であったこともあり、私は吹奏楽部の友人に感化されて、父のステレオでクラシックのレコードを聴いたりしました。
ドヴォルザーク「新世界より」、シューベルト「未完成」、ウェーバー「オベロン序曲」「魔弾の射手序曲」などがお気に入りで今でも聴きます。
中学時代のラジカセ&ウォークマン
中学に入ってからは、いろいろなジャンルの曲をカセットテープにダビングして聴いていました。
ラジカセはお年玉で買ったNational製の「ラブコール」!
昭和レトロなラジカセの代表格ですね。
そしてSony製の黎明期のウォークマン!
父が自分の為に買ったものですが、もっぱら私が使っていました。
高音質だった印象あります。
当時のテープ数十本は、中身をすべてSDカードに取り込んで断捨離しました。便利な機械だわぁ。
ホームシアター第一の波 高校・大学時代のミニコンポ
高校時代は世間で4Chコンポが流行っていた時期でした。
私は東京に家族旅行したときに、秋葉原でONKYOの10万円弱のミニコンポを買いました。
メインスピーカー2台の他に、別売で小さなサラウンドスピーカーを2台接続し、一応、4Ch環境でしたので、当時の自分としてはオーディオをかじった気になり満足していました。ひとり暮らしの大学時代を共に過ごした、思い出のミニコンポです。
そのミニコンポには、VHSビデオデッキの他、スーファミ、プレステ、パソコンのMIDIも接続していました。
サラウンド環境は、VHS映画を観たり、ゲームをしたりとエンタメの幅を確実に広げました。
当時世間では、音響の進歩だけでなく、映像もプロジェクターで大画面に映すことが流行りました。
自宅の壁に映してホームシアターを楽しむ強者(オタク?)が登場し始め、私の友人は、プロジェクターで天井にスーファミを投影して、ベッドに寝ながらゲームをプレイしていてうらやましかったです(笑)
ホームシアター第二の波 社会人でホームシアターセット
社会人になると初めは社員寮でした。
ベッド以外に2畳くらいしか居場所がなく、狭すぎてストレスがたまる部屋でした。
オーディオの類いは小さなテレビにビデオデッキとプレステを接続していたくらいですね。
大多数の寮生は、彼女をつくって彼女の別宅に住んで?いましたが、生きるのが不器用な私はできませんでしたので、タコつぼのような寮部屋に退寮年齢満了となるまで5年近く住んでしまいました。
まぁ、真面目に仕事したり勉強したりには良かったのかもしれませんがね。
その反動もあって、満期退寮して賃貸マンションに移ってすぐに、プラズマテレビと当時流行っていたホームシアターセットを買いました。
ちょうど、DVD等外部記憶媒体の技術進歩により、映画をドルビーサラウンド5.1Chで観るというのが普及してきた時期です。
YAMAHAのトータル15万円ぐらいの5.1Chセットで、アンプ、トールボーイ型のスピーカー4台、センタースピーカー1台、ウーファー1台の構成でした。
私がこのセットで最初に観た映画は、ラッセルクロウの「グラディエーター」。
序盤の蛮族との戦闘シーンで、サラウンドの迫力で圧倒されて、うわぁ買って良かった!と感動したのを覚えています。
YAMAHAのシアターセットは我が家でおよそ10年活躍しました。晩年は、レオ(猫)のアスレチック遊具と化しました。レオは、トールボーイ型スピーカーをぽんぽんと飛び移って、プラズマテレビの上部に配置しているセンタースピーカーの最上部で昼寝するのが楽しみでしたよ。
そんなこんなで2008年、自宅を新築するタイミングで、YAMAHAのセットは場所を取り過ぎていて邪魔だということで、家族会議のすえ中古店に売却しました。売却はちょっとせつなかった…
レオ~
ホームシアター第三の波 おうち時間
2020年、ステイホームが推奨されるようになると、オーディオ業界がにわかに活気づきます。
家電量販店には薄型テレビと一緒にホームシアターセットが展示され、同時購入キャンペーンが企画されるようになります。
おうち時間を有意義にすごすため、ホームシアターセットが巣ごもり需要の対象となり始めたのです。
「どうせなら快適に観たい」と、それまでオーディオに関心の薄かった層も取り込み、ホームシアター人口が増え始めました。
そして、かつてホームシアターセットを自ら手放した経験のある私も、再び購入意欲が湧きあがってしまったのでした。「大迫力で映画が見たい~!」「重低音ガンガンでX JAPANが聴きたい~!」
ホームシアター需要の要因として、ステイホームの他に、GEOやTSUTAYAのレンタル料金のデフレ、ネットフリックスやU-NEXTといったサブスク映像を容易に入手できるようになったこともあげられます。
加えて、映像の進化に比べて、薄型テレビのスピーカー性能が貧弱すぎることにユーザーが気づき始めたのでしょうね。
アンプ、スピーカーによるリアル5.1Ch環境の選択
ホームシアターセットの購入に際して、だれもが運命の分かれ道に立たされます。
運命の別れ道は
①ホームシアターバー購入による疑似環境
②アンプ、スピーカー購入によるリアル5.1Ch環境
ホームシアターセット環境を構築しようとすれば、おそらくこの3要素の兼ね合いで誰もが迷うと思われます。
しかし、肝心の③音の満足度、に関してはホームシアタバーはリアル5.1Ch環境に間違いなく勝てません。
おせじ抜きで勝てません。
オーディオ初心者が聴いても、聞いた瞬間分かるぐらいリアル5.1Ch環境が圧勝します。
すこしおおげさに言えば、ホームシアターバーの方は、音質がこもりがちで人のセリフが聞き取りにくく、ストレスを感じる可能性すらあります。
予算とスペースの観点から迷いましたが、「迫力ある音響で映画を観るにはどちらか優れているか」の観点から、最終的にリアル5.1Ch環境を選択しました。
そして大正解でした!
その2へつづく
最終的にリアル5.1Ch環境を選択し、とても満足しています。
マランツのAVアンプ「NR1711」は、2021年現在、エントリーユーザー向けとしては最強ではないかと惚れ込んでいます。
次回、リアル5.1Ch環境を選択して大正解だった自宅ホームシアターの様子をレビューします。
技術の進歩は素晴らしい!
これからホームシアターをそろえるなら、シアターバーではなく、AVアンプとスピーカーで構築することを絶対にオススメします!
⇒ ホームシアターをつくろう!(その2)我が家のホームシアター環境 へつづく
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