親知らずの抜歯体験記(その1)

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洗面台の丘に登れたわよっ!(嬉)

 

歯科検診へ

私は毎年自主的に歯科検診で虫歯チェックやクリーニングをやってもらい、口内の健康を保っています。

ところでみなさんは親知らずはもう抜いたんでしょうか?
最近は親知らずが生えない人もいるみたいですが、私は4か所すべて生えています。
親知らずは虫歯になりやすいらしいという知識もなんとなく知っていたので、歯磨きは丁寧にしているつもりですし、おかしな生え方をしているわけでもなく、これまで親知らずが虫歯になったこともないため、あわよくばこのまま抜かずに一生過ごそうと思っていました。

歯医者

ところが、ときどき痛くなる箇所があるのです。それは、実は親知らずではなくて頬の内側です。どうしてかというと、親知らずが頬の内側を噛んでしまうのです。普段は噛むことはありませんが、ときどき噛んでしまう時期があります。経験上、体調が悪くて粘膜が傷つきやすいときとか、太って?むくんで?頬の内側が気のせいかほんの少し内側に膨らんでいるときに、親知らずが頬の内側に当たって噛んでしまうのです。

<親知らずの代表的なトラブル>
虫歯…歯ブラシが届きにくく虫歯になりやすい。
歯肉炎…生え方が悪いとすき間にプラークがたまり歯肉炎を起こす。
隣の歯への悪影響…隣の歯に食い込むように生えたり物理的にダメージを与える。
口臭…上記等の影響で不衛生になり口臭が発生する。

10年以上前にこの症状がひどかったときがあって、歯医者さんで親知らずの表面を少し削ってもらって頬の内側に当たらないようにしてもらったことがあり、治療効果は上々で、最近まで再発したことがなく平穏な日々を過ごしていました。しかし、最近また症状が出始めたので、もう少し削ってもらおうと歯医者さんへ行ってお願いしてみました。

 

また親知らずを削ってもらえますか?

あー無理だね、これ以上、削れる角度がないし、削った分、すぐ生えてくるから意味ないよ。これは抜かなければ根本的な解決にならんよ。

あうっ! じゃぁ優しく抜いてください…⤵

あーそれも無理だね、レントゲン結果を見ると親知らずの根っこが立派で深いので、うちでは抜くことができんよ。大学病院紹介するから手術してもらってよ。

ぎょえー‼

かくして、親知らずを抜くというだけなのに、大学病院へ転院する羽目になってしまったのでした。

親知らずは英語で、wisdom tooth というようです。知識の歯?賢者の歯?
物事の分別がつくようになってから生えてくることが由来のようですが、やっかいなことが多くて、正直、賢くない歯だなぁと思います。

大学病院へ

なぜだかうちの親戚で親知らずを抜いた人って聞いたことがないなぁ、と不思議に思いつつ不安の中、指定された日に大学病院へ。10年前に親の見舞いに来た時以来です。

大学病院

コロナの影響で面会不可なだけに、ずいぶんと空いている気もしましたが、受付では「きょうの受付患者は23XX人です」とか看板が出ていて待ち時間が長かったです。院内にはローソンやTULLY’S COFFEEがあったり、七夕の飾りつけがされていたりして、予想していたどんよりした雰囲気とはちょっと違いました。

病院内の風景

抜歯失敗!?

初日はインフォームドコンセントの面談を済ませ、後日、ついに抜歯の日が!
朝から緊張。抜歯したら当分食べられないんだろうと思い、もえあずが如く昼ご飯を大量に食いだめして午後から抜歯に臨みました。

若い20代女性の先生と、30代くらいのベテランと思われる男の先生が担当です。
麻酔をして、女性先生が抜きにかかります!
ぐい!ぐい!

痛いですか?
痛いときは手をあげて知らせてくださいね

ひ、ひたく、痛く、ないです…

グリグリ・・・ゴキゴキっ・・・

 

んーーーー

んーーーーーーーーーー

(何、何?? ちょっとやめてよ・・・どうしたの?)

なんだか、あきらかに抜けずに苦戦している様子が私に伝わってきます。

ちょっと、こっちから…
んーーーーーーーーーーー

チェンジしよう  (ぐりぐり、ぐいぐい)
んーーーーーーーー

ベテラン先生にチェンジしたものの、それでもどうやら当初の想定どおりに抜けない様子。
そうこうしているうちになんだか私はだんだん気持ち悪くなってきました。

 

(あれ? はぁ、はぁ。おかしいぞ…はぁ、はぁ。め、めまいが…)

なんということでしょう!!!
私は急にすさまじいめまいと猛烈な吐き気、動悸に襲われ、呼吸困難に陥って正気を保っていられなくなりました。異変に気付いた先生がベテラン看護師をコールして、わらわらと集まってきた複数の看護師さんに私は囲まれ、心拍系やらなにやら機械につながれて手当てを受けたのでした。落ち着くまで15分ぐらいかかったでしょうか。

回復してから状況説明を受けましたが、迷走神経反射という症状だそうです。ストレスにさらされたときに生じる生理的防衛反応で、程度によっては失神したりする場合もあるそうです。歯科治療ではときどき発生するとのこと。私は失神まではいたりませんでしたが、猛烈な気持ち悪さでどうなることかと思いました。

大事をとってこの日の抜歯は中止。この一大事のそもそもの原因は、私の親知らずが、あごの土台の骨にしっかりといすわっていて思いのほか抜けにくくなっているとのことのようです。先生の苦戦を繊細な?私の感性が感じ取り、ストレスと不安に耐えられなかったのでしょう…

次回、8月上旬は、麻酔多めで親知らずを砕きあごの骨を削る作業を追加して抜歯するとのこと。前回よりも恐怖なプロセスの説明を聞いてしまったナイーブな私は、この手術に耐えられるのでしょうか?
次報、乞うご期待! そして応援よろしくお願いします(笑)

先生、全身麻酔でやってくださいよ~(泣)

あははは。だめですよ~(一蹴)

さっしー(元AKB指原莉乃)は親知らずを4本同時に抜いたとのこと。強すぎる‼ 尊敬する‼
さすがに全身麻酔でしょうね。麻酔が切れた後はどんなんなるんだろう…

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