富士山登山!(前編)山頂でご来光を拝めました!

富士山5合目 富士山
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いつか富士山登山をしてみたいという気持ちを子供の頃から持っていましたが、友人からの誘いで突然その日がやってきました。仙台から友人4人で土日の休日を使って吉田ルートから富士山に登頂し、お鉢巡りをした様子をレポートします。

富士山…標高3,776.12mの日本最高峰。登山期間は7月~9月上旬。一般登山4ルートのうち吉田ルートは5合目まで車で行くことができ道中の山小屋等の施設も恵まれているが、多くの登山者がこのルートを選択するため混雑が激しい。1,707年宝永大噴火では江戸(現在の東京)に4㎝程度の火山灰が降り積もった。以来300年余噴火していないが、活火山であり今後噴火の可能性は十分ありえる。

仙台を夜行バスで出発

2012年7月のとある金曜日の夜、仕事を終えて自宅へ帰ると、準備していた登山道具一式を背負ってすぐに自宅を出ました。私は初めての富士山登山のため、わくわく感でいっぱいです!

今回の富士山登山は吉田ルートを利用するため、登山口である富士山5合目へは高速バスを乗り継いでいき、明日の午前中に到着予定です。仙台でメンバー4人が夜行バスへ乗り込みました。
4人は仕事仲間のアラフォー男子。私を含む3人がそれなりにアウトドア経験豊富で、身体能力も同世代の中では高いです。今回誘ってくれた案内役の友人は富士山登山は3度目のベテランです。残る1人は普段ほとんど運動らしい運動をしていませんが「装備で実力差を埋める作戦」らしく、頭から足先まで最先端の登山道具で固めてきました(笑)

翌朝新宿バスターミナルへ到着しました。バスではまずまず眠れました。富士山5合目行き高速バスの出発時間まで少し余裕があったので、近くのコンビニのイートインで朝飯おにぎりを買って食べました。半分寝ぼけています…

コンビニ朝食

高速バスは新宿を出ると順調に中央道を走り、途中、談合坂サービスエリアで休憩。ここはすでに山梨県!

談合坂SA

無事、富士山5合目(標高2,305m)にとうちゃこ~
登山客いっぱいでテンション上がる~‼

富士山5合目

なんだか天気が思ったよりすぐれないみたいですが、やる気満々の人達が集まっていて華やかです!

富士山経験のある友人によれば、すぐに登り始めると高山病になってしまう可能性が高くなるので、ここで2時間ぐらい身体をならしてから出発するそうです。売店では富士山グッズなどが売られていたので、ウィンドウショッピングをして楽しく過ごしました。

富士山登山開始!

さて、登山開始!
アラフォー男子4人は士気も高くてにぎやかですよ!

富士山登り

やっぱり混んでるよね~
東北の静かな山歩きとはぜんぜん違い、学校の遠足のような行列登山、まさに観光地。
なんだかガスってきたな。本当は眼下に壮大な景色が広がるはずでしたが、さっぱり見えず残念。

富士山登り2

ちょっと休憩。

富士山登り3

たてかけている木の棒は、5合目の売店で購入した金剛杖なるものです。途中の山小屋で記念の焼印を押してくれるとのこと(料金かかります)。観光地だなぁ、収入源考えましたね?などど不浄なことを考えてしまいました。でも面白そうだからやってみよう!

しかし、あれですね、富士山って、おしゃれした山ガールが多くて華やかですね~

富士山登り4

ところどころに山小屋があります。お菓子やジュースを購入することもできますが値段は当然とても高いです。
金剛杖の焼印集めを楽しみながら登っていきます。

富士山山小屋1

7合目にある日の出館で記念撮影。楽しすぎてテンションが高くて暑いんだか寒いんだかよく分からない格好になってます。酸素が足りなくてラリってるのか、ひどくニヤけていて後から見ると気持ち悪いぞ。

富士山山小屋2

山小屋へ到着

本八合目、胸突き八丁へ到着!
ここの山小屋で仮眠をして、明朝のご来光を拝むための深夜出発に備える予定です。

富士山山小屋3

標高3,400m、メンバー全員が元気で余裕です。山小屋の早めの夕食、カレーをいただきます。
仲間は飲みたそうでしたが、経験者のアドバイスに従い我慢我慢…

富士山山小屋夕食

食べ終わったらその辺をぶらぶらして、トイレを済ませて、PM7時00分すぎには寝床につきました。
寝床はシングルの布団にふたりぐらいづつ詰め込まれる混雑状態ですが、我々の隣が若くてきれいな女性グループであることが判明し、4人のうち誰が女性の隣に入るのかで真剣な議論になりました。しかし、そこはまぁ、年長者ということで先輩が入ることになりまして…なんだかこちゃこちゃと「どこから来られたんですか?」とか楽しそうにお話をしている声が聞こえてきました…ズルっ!

富士山山小屋売店

ご来光を拝みたくて山小屋を深夜に出発

AM1時00分。アラームで目を覚ましました。ここで事件がふたつ。

ひとつ目は、先輩は(調子に乗って?)となりの若くてきれいな女性グループを「出発時間ですよ~」と起こしたものの、女性グループはもっと遅い出発を考えていたようで、安眠を妨げられた女性から不機嫌そうに「私たちは行かないです」と冷たくされたセクハラ事件。

ふたつ目は私ですが、起きたらひどく頭痛がしました。間違いなく高山病の症状です。就寝して呼吸が浅くなり十分な酸素が身体に供給されていないことが原因なのは明らかでした。動いてみると、頭痛はするものの身体は軽かったため、まだ行けると判断しました。

富士山山小屋出発

ロビーに出てみると、出発の身支度をする登山者の傍らで、山ガールが何人も真っ青な顔をして横たわり、仲間に介護されています。高山病ですね…ああなってしまうと下山するよりほかなくなるため気の毒です。

では山頂を目指してしゅっぱ~つ!

富士山夜行

本八合目から山頂までは目と鼻の先なのですが、ご来光を拝もうとする登山者の列で大渋滞が起きていて、牛歩のような進み具合です。

周囲は真っ暗ですが、山頂までヘッドランプのあかりがきれいに並んで見え、空には満天の星が広がっていました。天気はいいみたいです。

3時間ほどかかったでしょうか? なんとか明るくなる前に山頂へ到着出来ました。ガイド本なんかでは、もっと遅い山小屋出発時間が書いてありますが、確実に山頂でご来光を拝みたい場合は、少しでも早く出発することをオススメします。我々もあの時間に出発してギリギリ間に合いました。

富士山山頂

いえ~い!
山頂の石碑で記念撮影。いい笑顔です。けっこうな頭痛に襲われているはずですが、達成感が優っているようです。

富士山山頂2

富士山頂でのご来光

お⁈ ご来光見れるんじゃない?
雲海がすごいけど、雲海自体は富士山山頂より低い位置にあるから…

富士山山頂ご来光

キターっ!
感動の富士山山頂からのご来光です‼

富士山山頂ご来光1

感動して涙が出そうでした。人間は神々しいものには畏敬の念を持つというか、自然の美しさや偉大さに感動して涙がでてくるものなんだと知りました。

富士山山頂ご来光2

登山者の誰もがご来光の美しさに圧倒され、あれほど混雑している山頂のほぼ全員が固唾を飲んで身動きせず、静まり返った不思議なひとときでした。ここまで来れて本当に良かった‼

富士山登山!(後編)お鉢巡りしました! につづく

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