2018年10月上旬、私たち登山メンバーは、那須岳(茶臼岳)の日帰り登山から下山し、駐車場でマイカーに乗り込むと北温泉へ向かいました。
那須 北温泉
北温泉の看板が出ている那須平成の森駐車場にマイカーを停めると、風呂道具一式と水着?を持って遊歩道をてくてく下りていきます。途中、駒止めの滝がきれいに見えました。
遊歩道は舗装されていて歩きやすいですが、さながら昭和へのタイムトリップの儀式です。まぁまぁ歩く距離がある(400mくらい?)ので帰りの登坂はきつい方にはきついかもです。しばらく景色を眺めながら歩くと、北温泉の建物が坂の下に見えてきました。
敷地の右手には巨大な温泉プールが!
北温泉に到着~。
北温泉は150年以上の歴史を誇り、湯治場の雰囲気が漂う有名な秘湯旅館です。
昔は円谷プロの怪奇大作戦の最終回「ゆきおんな」のロケ地で有名でしたが、最近では映画テルマエロマエのロケ地となってさらに知名度が上がりました。ヒロインの上戸彩演じる山越真実の実家がここ北温泉という設定です。平たい顔族の面々いるかな?
ネコさんがお出迎え。きゃわいい‼
私はさっそく名物の巨大な温泉プール「泳ぎ湯」に向かいました。脱衣小屋で水着に着替えてざぶーんと!
秋も深まっていく自然に囲まれた大きな温泉プール! いい湯加減じゃ!
これだけ巨大だと掃除もなかなかできないでしょうから、葉っぱや藻や虫や…いまいち清潔感はありませんが、秘湯マニアは細かいことは気にしない気にしない!
遠くに見えているのは那須岳?朝日岳?水深もあって水圧で下山後の疲れた筋肉がマッサージされているような気分です。温かいところとぬるいところがあるから、気分に応じて場所移動するといつまででも入っていられそうです。
ここは水着なしでもOKとのことですが道路から丸見えなので私は付けますよ。泳ぎ湯に小一時間入っていましたかね、先輩が次の場所へ行こうというので内湯へ移動しました。
北温泉の建物の中はほんとラビリンスです。増築を重ねているのでしょうか?部屋や通路が入り組んでいて、よく記憶しながら廊下を進まないと、玄関に戻ってこれないディープダンジョンです。天狗湯の標識に従って注意深く進むと…
うわ~ すばらしや、インパクト大!
映画テルマエロマエで平たい顔族が卵を食べている、有名なあの天狗のお面のお風呂場に到着~。
少し熱めの新鮮なお湯がざぶざぶ掛け流されていてお湯が生きています!
アルカリに近い単純泉という浴感ですね。ここに落ち着いてしまうともはやどこにも動きたくなくなる魔性の空間。のぼせてきたら、そのまま建物の外に出て高原の風に当たり、打たせ湯やぬる湯の湯小屋が別にもありますので飽きません。いい雰囲気にすっかり魅了されてしまいました。
他にもう一か所、河原の湯にも入りましたが、こちらもまたいいお湯でした。
殺生石園地
北温泉から帰る途中、せっかくなのでちょっと観光していきましょうということになり、那須温泉神社をお参りしたあと那須の定番観光スポット殺生石園地へ。標高を下げたらやはり天気がイマイチでガスっています。
私が子供の頃、「あなたの知らない世界」というテレビ番組が怖くてたまりませんでしたが、殺生石園地の千体地蔵を見ると、あの番組のオープニングを思い出して怖くなる~ミステリースポット!
殺生石は、800年前にキツネが悪さして…という伝説があるようですが、要は火山性ガスを放出する石。長時間立ち止まって吸い込むとキツネに悪さされてしまいますよ~
いろいろなものを観光資源として活用しますね。
この殺生石園地の道路向いに共同浴場「鹿の湯」というマニアに人気の温泉があるんですよ、と登山メンバーに紹介しましたが、観光客が多すぎて大混雑の時間帯でしたのでまたの機会に来ましょうということになりました。
東北自動車道に載る前に、道の駅那須高原の市場で生落花生を買いました。塩ゆでにしたらとても美味しいんですね、初めて食べましたよ。また見つけたら買おうと思います。
那須岳登山の後に北温泉、満足の日帰り山行でした。鹿の湯、大丸温泉、三斗小屋温泉、と行きたい温泉がたくさんありますので、また那須方面に出かけたいと思います。
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