風呂のお湯熱床暖房、あったけ~
2022年10月実施の宅建試験に合格しました~
20代の頃から受けてみようかなと思いながら、他に優先して取得しなければならないFP資格やら、なにやらのせいで後回しにしてもはや自分の中から忘れられていた宅建試験。
このたびアラフィフにしてトライしてみる気になりまして、無事に合格しました。
合格までの様子や勉強方法を体験記?思い出?として記録しておきます。
これから受験する方の参考にでもなれば幸いです
宅建試験の勉強
2022年7月
宅建試験は例年10月の第3日曜日、7月から受験申込受付が始まります
私はインターネットで申し込み、とりあえず勉強のために準備したものはメルカリで激安入手した2年前のテキスト。
2年前のテキストで大丈夫なのか?? 情報が古くないのか、と思われるかもしれませんが、結論としては「ほとんど影響ありません」でした。
2年間での法改正なんてたかが知れているから、最新版のテキストを買わなくても大丈夫
LEC(東京リーガルマインド)の合格のトリセツシリーズは、平易な文章でポイント的確にまとめられていて、初心者でも扱いやすい入門参考書です。(後述しますが情報量は合格に足りない)
まずは、試験の範囲や雰囲気をつかむために、基本テキストの出題テーマを読んで、そのテーマにかかる部分について基本問題集を解く、という勉強法を7月から始めました。
基本テキストを読んで10問こなすのは、だいたい1~2時間ですかね。
この勉強は、コツコツやって8月上旬までかかりました。
基本問題集は300問あるので、毎日10問づつやれば、30日間で終わる計算ですが、毎日勉強できるわけでもないので1か月と少しかかった、という次第です。
2022年8月
前述のトリセツシリーズの勉強が完了し、お盆の頃に腕試しとして別に楽天市場から購入したLECの「直前予想模試」を1回分やってみました。
そうしたら、なんと、びっくり、不合格…(^^;
トリセツシリーズほとんど覚えたはずなのに、合格しないのか???
宅建試験は全50問中35点が合格ボーダーラインと言われていますが、あわてて2回目に挑戦しても、やっぱり30点前後しか取れません。
トリセツよりも一歩踏み込んだ内容が問われている気がするな
こりゃヤバい。このままでは足りないなー、と感じて、楽天市場でLECの「過去30年問題集」を追加購入しました(^^;
「過去30年問題集」の模試型1回分(50問)は約2時間で回答に取り組むことができます。
そして、間違えたところを丁寧につぶし込みする作業に更にだいたい2時間かかりました。
1日4時間も勉強したくないので、回答に取り組んだ翌日につぶし込み作業をするサイクルでやっていきました。
そうしたところ8月末までに「過去30年問題集」は完了しました。
振り返ってみると、この問題集に取り組んだことが合格ラインまで実力を引き上げることにつながったと思われます。
LECの「過去30年問題集」は良書です!
2022年9月
9月になると夜は涼しくなり、わー、あと1か月しかないかーと焦り始めるのがこの頃。
しかし、この頃「過去30年問題集」を終わらせた効果が出始めます!
最初に買った「直前予想模試」をやってみると、35点前後コンスタントに採れるようになっていました。
毎回、間違った問題のうち2~3問は読み間違いや勘違いが含まれていて、これを正確に拾っていれば37~38点近い点数になり合格圏内です。
自分の実力が一段上がった実感がありました。
合格イケるかも、と思い始めたのが9月中旬ですね。
受験票なんかが届いたのもこの頃でした。
宮城県の試験会場は東北学院大学泉キャンパス。
たしか、2023年3月だったかに移転でなくなるキャンパスです。
合格するための作戦が定まる
この頃には宅建試験の全体像をとらえることができ、自分の得意・不得意な分野もはっきりしました。
そうすると合格するための作戦も定まってきます。
私の作戦は以下のとおりです
「宅建業法」「法令関係」は満点ペースを目指す
暗記科目である宅建業法と法令関係は、知識を覚えてさえいれば毎回容易に正解にたどりつくことができるので、私としては得点源でした。覚えなければならない知識の分量もそれほど多いわけではありません。この分野を満点ペースでクリアすることが合格への近道だと思いました。35問中32~33点正解を目標ラインにしました。
「権利関係」で大失点しない
毎年、権利関係は50問中15問前後は出題されるでしょうか。特に民法がからむ問題は広い知識が要求されるので確実に正解を積み上げるには難しく、安定した得点が読めずに私も苦手な分野でした。15問全滅すればそれだけで合格ラインの35点には到達しなくなりますから不合格になります。この権利関係であきらめずに得点を重ねることが合格を左右する最大のポイントになります!できれば15問中7~8点正解を目標ラインにしました。
問題文の読み間違いをしない
宅建試験は言葉遊びのような問題文も多く、意外と読み間違いでの失点が発生します。しかしこの数点は命取りになります。正しいものを選択するのか正しくないものを選択するのか、部分否定か全部否定か、十分条件なのか必要条件なのか、鉛筆で問題文にしるしをつけながら確実に読み取って勘違いをおこさないことがとても重要になります。読み間違いによる失点を許容できるのは多くて2問。
作戦①~③をクリアすると約40点前後になり合格することができます
2022年10月
インターネット上に過去問と解説を無料で提供してくれるサイトがいくつかあります。
これが無料だなんて親切な方がいるもんですね~
使えるものはありがたく使わせていただきます、ということで、私は試験直前の時期に「宅建試験ドットコム」というサイトの過去問題をひたすら解くことにしました。
ノートパソコンをリビングのテーブルに置いて、ちょっと時間が空いたら数問解く、というような感じです。
繰り返し問題を解いたことで、条件反射的に正解が導けるよう訓練になりました。
それから、数をこなしたせいか出題のクセみたいなのに慣れて、分からない問題でもなんとなく正解にたどりつけるようになった気もします。例えば…
(テキスト全ページに目を通しているのに掲載されていないはずはない)
購入した「直前予想模試」についてきたハガキをLECに返送していたので、この頃、LECから「今年度の法改正点まとめ」の資料が郵送されてきて知識の補完に助かりました。
なんせ私のテキストは2年遅れの情報ですからね~笑
試験日
いよいよ試験日当日。
まぁ、いたって冷静な感じで大混雑の試験会場へ。
中庭まで続く受験者の行列に並んで、指定された教室に入室できるまで20分ぐらいかかりました。
そして試験問題は…
やはり民法の設問はこれまで見たことがないトピック…笑
わかっちゃいましたが、民法は過去問と同じトピックはまず出題されないので、過去問が役に立たないと言っても過言ではない。
しかし、それは他の人も同じ条件ですので、今の自分の全力を出し切ることに専念するしかどうしようもないですよね。
時間いっぱい使って全問解き終えても、手応えはさっぱりありませんでしたよ笑
そして合格へ
試験日当日、17時頃からインターネットで民間団体による解答速報が流れます
試験会場から持ち帰ることができる問題用紙に自分の回答を記載していたので自己採点をしてみると…
42点!
作戦取り「宅建業法」「法令関係」で満点ペース、「権利関係」で大失点せず得点を積み上げることに成功しました。
毎年の合格ラインは35点前後なので「これは合格安全圏だな」と確信した瞬間でした。
合格証書は11月22日に発送され自宅に届きました。
そして宅建士として活動するための今後の手続概要も送付されてきました。
めでたし、めでたし
さいごに
宅建試験は、各種資格試験の中でもそれほど難しい部類ではないと思っていますが、それでもある程度対策しないと合格できません。
宅建試験はFP2級よりはやや難しい、というレベル感ですかね。
私はサラリーマンが仕事をしながら時間を捻出して試験勉強する苦痛を知っています。
今回の私は時間的にも経済的にも効率よく合格した方だと思いますし、記事を参考に同じようにこなしていただければ、おそらくたいていの方は合格できます。
みなさんそれぞれの作戦を立てて合格に近づいていただければ幸いです。
「LEC宅建士合格のトリセツ 基本テキスト」2年前のものをメルカリで1000円くらい
「LEC宅建士合格のトリセツ 基本問題集」2年前のものをメルカリで1000円くらい
「LEC宅建士直前予想模試」1,600円(税抜)
「LEC宅建士過去30年問題集」2,500円(税抜)
宅建試験受験料 8,200円
勉強期間 ムリせず毎日1~2時間で約3か月
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