駒の湯温泉駒の湯山荘は、新潟県魚沼市の越後駒ケ岳山麓に位置します。とても山深い地にあり秘湯感ムンムン、温泉力の高さと料理の素晴らしさなどから、私の温泉巡りの中でも全国トップクラスに君臨する極上温泉です!
日本酒で有名な八海山
仙台をマイカーで出発すると、東北自動車道、磐越自動車道、北陸自動車道、関越自動車道とひた走り、新潟県魚沼市小出インターチェンジで下りて国道352号線(通称樹海ライン)を奥只見方面へ向かうと大湯地域に到着します。文章にするとかなりの大旅行であることが想像できると思います。大好きな駒の湯温泉は、仙台からとても遠いのが悲しいのですが、それでも行きたいと思える素晴らしい温泉宿なのです。
高速道路を下りて時間に余裕があるので、せっかくですから八海山スキー場に寄り道してみましょう。
八海山ロープウェーで4合目まで行けるようです。
とても良い景色。自然が豊かです。
ここが4合目ということですね。
八海山山頂へはここから険しい尾根を登山しなければなりません。しかも八ッ峰と呼ばれる岩峰が連続している鎖場で有名な難関ルートです。今回は観光なので展望台で美味しい空気を吸って山頂を眺めるにとどめました。
栃尾又温泉 自在館
八海山スキー場から駒の湯温泉駒の湯山荘へ向かう途中に、栃尾又温泉という温泉マニアには有名な秘湯があるのをご存知でしょうか?
ちょっと立ち寄ってみました。しかし…
こんにちはー! あれ? こんにちはー! あれ? いない?
あまりに秘湯すぎて?人が誰もいません。玄関は開け放たれているのですが???
しばらくウロウロしてみましたが、まったく人の気配がなく、無人の旅館に侵入するわけにもいかず、訪問を断念しました(^^; こんなことってあります?
まぁ今回はここが目的ではないので、次回の楽しみにとっておこうかな。
駒の湯温泉 駒の湯山荘
駒の湯温泉駒の湯山荘にとうちゃこ~
すごい山の中~ テンション上がる~
山荘から雄大な越後駒ケ岳が見えています。
チェックインを済ませると、さっそく駐車場から見えていた露天風呂へ向かってみました。
おや? 温泉ガイド本なんかで見る駒の湯温泉の露天風呂とずいぶん違います? テントの脱衣場?
どうやら台風被害で湯小屋が倒壊してしまったとのことです。
うひょー! 気持ちいいー‼
およそ33度とちょっと冷たい温泉が噴水の様に吹き出し、ものすごい勢いでじゃぶじゃぶかけ流されています!
湧出量は毎分2,000㍑とのこと、お湯が活きているのが分かります。
泉質はアルカリ性単純泉。化粧水にも使われるという評判のお湯です。アワアワが身体にまとわりついてくるからかなり炭酸も入ってますね?
ほのかに硫黄臭がするため、日中はアブが寄ってきますがハエたたきで撃墜!
やっぱり真夏はぬる湯がサイコーです!たっぷりと堪能しました‼
しかし、駒の湯温泉駒の湯山荘のメインはここではないのです。
山荘の奥から外に出て山の斜面に設置された階段を沢まで下ったところにメインの露天風呂があります。
じゃーん
うひゃー! ここも気持ち良すぎですね‼
大きな湯船には、33度の源泉がじゃぶじゃぶ投入されています。となりの小さな浴槽が41度くらいに沸かされた身体を温める専用の湯船です。真夏ですが深山の冷涼なそよ風もふいているため、源泉だけでは身体が冷えて寒くなってしまうのを防ぐために、このふたつの湯船を交互浴するのがここの入浴方法です。
アブの侵入を蚊帳がしっかりガードしていて快適です。
山の静けさの中、すぐそばを流れる沢の音だけが周囲を包み込んでいます。
副交感神経優位になって湯あみに没頭できます。
気持ち良すぎて、3時間ほどがあっという間に過ぎてしまい、身体は全身ふやけてしまいました。
駒の湯温泉駒の湯山荘は夕食が素晴らしいことで評判です。
地元食材が素敵な漆塗りの赤いお椀に盛り付けられて運ばれてきて、宿の方から丁寧に料理の説明がありました。
魚沼産コシヒカリはとても美味しい。温泉水で炊いているそうですが、こんなに美味しいお米があるのか⁈
手の込んだ料理…素晴らしい宴でした。
部屋に戻ると外はすっかり暗くなっていました。ランプの淡い光だけが周囲を照らします。
湯治には必要十分なこじんまりとした落ち着く部屋。外からは沢の流れる音が聞こえています。
駒の湯温泉駒の湯山荘内にはこの他にも貸し切り露天風呂がふたつもあり、深夜に入浴したために光源がなくてちゃんとした写真が撮れませんでしたが、こちらもまた素晴らしいです。
あまりに長風呂しすぎて囲炉裏で休憩中。
とてもリラックスできて夜はぐっすり眠れました。翌朝も早起きしてまた温泉に行きました(^^♪
朝食もこの赤いお椀スタイル。
この地域はお水と空気が美味しいから、必然的にお米や食材も美味しくなるんでしょう。
納豆に何やら説明文がついてきましたが、越後の最高の大豆を使い、納豆の全国大会で日本一を2度受賞したんだそうです。美味しかったです。
駒の湯温泉駒の湯山荘は、静かに温泉に没頭できます。
電気(自家発電)も電話(衛星電話のみ&携帯圏外)もネットも便利なものは何もなく、あるのは、やさしい温泉、美味しい食事、ランプの淡い光、人が少ない、木々の緑、沢のせせらぎ…
宿の方の人柄もすばらしく、私にとって悪いところがひとつも見当たらない、リピート間違いなしの極上温泉です!
コメント