冬の高湯温泉玉子湯は極上白濁湯と白銀の別世界!

高湯温泉玉子湯雪景色夜 福島県の極上温泉
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福島県の高湯温泉極上の白濁硫黄泉で私のお気に入り温泉です。
真冬の雪深い時期に高湯温泉の中でも有名な旅館玉子湯へ行って来ました!

奥州三高湯 高湯温泉

高湯温泉は、山形県の蔵王温泉、白布温泉とともに奥州三高湯に数えられ、開湯400年以上の歴史を誇る東北地方屈指の名湯です。

仙台で暮らしていて、白濁した硫黄泉に浸かりたくなってきたなぁ、と思ったら、温泉地までの距離と温泉の質を条件に考えると下記の3択になります。

① 鳴子温泉
② 蔵王温泉
③ 高湯温泉

高湯温泉の中でも私のお気に入りは、旅館玉子湯、旅館ひげの湯、安達屋旅館で、福島方面のスキーや登山の帰りによく立ち寄ります。今回は玉子湯の宿泊代金が安くなるキャンペーンを利用して行って来ました。

玉子湯の廊下に貼られていた温泉番付(明治29年作成)によれば、東前頭6枚目が高湯温泉、東前頭7枚目が高湯温泉玉子湯、となっています。(高湯温泉と玉子湯は別ってこと?)

高湯温泉玉子湯案内

横綱はいないようですね…東の大関が草津温泉というのは納得です。でも、東の関脇が恐山温泉って、随分マニアなところに票が入ってますね。たしかに恐山温泉もいい温泉ですが、目の付け所がおもしろいのでどういうルールで決めたのかと思ってよく見たら、行司で日本全国から選ばれた5か所の温泉地の代表の方の主観のようです。当時よほど恐山のインパクトが強かったのでしょうか? ⇒ 恐山温泉の記事もチェックする

高湯温泉玉子湯ランキング

この手の番付っていろんな温泉地に飾ってありますけれども、発行元によってかなり違いますよね。まぁ、そういういろんな事情も忖度して広い気持ちで眺めるのが楽しいのですけれども(笑)

極上の白濁湯 旅館玉子湯

旅館玉子湯の源泉は敷地内にあり、近くまで散歩して見学することができます。

高湯温泉玉子湯源泉

泉質は酸性・含硫黄(硫化水素型)アルミニウム・カルシウム硫酸塩温泉(硫黄泉)でph2.8の強い酸性。加水加温を一切しない「源泉かけ流し宣言」をしていますが、毎分3000㍑の豊富な湧出量を誇る高湯温泉なればこそです。これだけ良質な硫黄泉がじゃぶじゃぶ湧出していれば、他の温泉地からも羨望のまなざしでみられて番付が上がるのもうなづけます。

さっそく源泉に一番近い、茅ぶきの湯小屋「玉子湯」を堪能しましょうか。しかしすごい積雪です。屋根の雪をあえて降ろさないのも観光客に配慮しているんでしょう。とてもいい雰囲気。

玉子湯湯小屋前

そんなに広くはない湯船に注がれてるお湯は思ったより透明です。

高湯温泉玉子湯湯小屋

しかし寒い~。湯小屋には暖房がないので、これは高齢者の方とかはヒートショックに注意が必要です。旅館建物の庭への出入り口の手前にある小さな内湯「仙気の湯」で身体を十分温めてから露天風呂に向かうとバッチリです。ちなみに誰も入っていない貸し切り状態の「仙気の湯」もこじんまりしてなかなかいい感じで、私は夜中や早朝に瞑想にいきます。

おお~気持ちいい~たまらんなぁ。源泉が44度超でそのまま注がれているので熱いっちゃ熱いのですが、湯船は42度ぐらいまで下がっていますかね? 慣れれば気持ちがよくなる湯加減です。底に沈んでいた湯の花がふわっと舞い上がり白濁しました。やわらかい肌さわりです。

高湯温泉玉子湯湯小屋2

窓の外の裏山の積雪量がはんぱなく、雪崩が起きたら湯小屋もろとも私は温泉漬けになってしまうなぁ、などと意味のないことを考えたりしながら、いつまでもここにいたいのですが、別の宿泊客の方が何人か来たので、遠慮して移動しました。

高湯温泉玉子湯雪景色

解放感抜群の野天岩風呂

次は敷地奥にある野天岩風呂へ。

レイアウトが異なる「天渓の湯」「天翔の湯」があり、1日おきに男女が入れ替わるため、宿泊すると2箇所とも入ることができます。このほかに女性専用野天風呂「瀬音」があります。(写真は天渓の湯)

高湯温泉玉子湯露天風呂

いや~冬のここもいいなぁ~

以前、真夏に来たら、それはそれで良かったのですが、あまりの解放感に日差しが暑くて、ひどい日焼けと熱中症になりそうでした。こういう開けた野天風呂は冬の方が入りやすいです。湯船が広いので、湯温が高くないところで休むこともできるし、豪雪を見ながら極上のお湯、最高です!

高湯温泉玉子湯露天風呂大

あとから来た温泉のプロみたいなおじさんは、はじっこに陣取って、飲みながら文庫本を読み始め、ひとり温泉を満喫していました。

高湯温泉玉子湯雪景色夜

日が暮れてからは、ランプでライトアップされた幻想的な雰囲気の湯あみを堪能することができます。

また、旅館の内湯には大浴場「滝の湯」があります。もちろん源泉かけ流しですから、寒いのが苦手だったりヒートショックを気にする方は、大浴場でも極上湯をのびのび堪能できます。

最後に

高湯温泉がどこまでの知名度をもっているのかちょっとわからないのですが、おそらく関東以西の方にはあまり知られていないのではないでしょうか?

温泉マニアの私の見解としては、高湯温泉は全国でも屈指のお湯の力を持ち、蔵王温泉や鳴子温泉に匹敵する温泉地です。大きな温泉街はありませんが、磐梯吾妻スカイラインをドライブしたり福島市内の円盤餃子や福島競馬場とセットに観光すると良い休日になること間違いナシですので、ぜひ一度高湯温泉旅館玉子湯への訪問をオススメします!

高湯温泉玉子湯日の出

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